残念ながらこの春ヒューストンを去る小山さとみさん。
約2年半、コーラスさくらの中心となって活動してくれました。メンバー一同寂しさでいっぱいです。これからの彼女の活躍をお祈りしています。
以下、さとみちゃんからのメッセージです。
私がさくらコーラスの一員になって約2年半。帰国がこの4月に決まった瞬間にやろう!と決めたコンサートでした。元々は自分のステップアップのためにソロリサイタルをしようと考えていたのですが、やっぱり最後にさくらコーラスのみんなと歌いたいという思いから今回はジョイントという形をとりました。何もかもが初めてのことばかりで、さくらコーラスのメンバーとお客様に支えられたコンサートでした。
自分のプログラムが終わり余裕が出てくると、今度は一気に寂しさが襲ってきます。
『私がさくらコーラスの一員として舞台に立てるのは今日が最後なんだ』
そう思うと涙が止まりませんでした。よりにもよってコーラスのプログラムは全て思い出がパンパンに詰まった曲たち!この曲を歌った時はこんなことがあったなぁ、あんなこともあったなぁと考えていたら涙の止まらないこと。…いえ、涙ではなく鼻水。これはまずい。最後の本番で鼻垂れなんてかっこ悪すぎる。本番中にお客様にお尻を見せるなんていけないことではわかっていたけど、鼻垂れよりはマシだ!と曲間で思い切って後ろを向いて鼻を拭きました。
そしてプログラム最後の曲は『花は咲く』。この曲は私にとってだけでなくさくらコーラスにとっても特別な曲。これだけはどうしてもプログラムに入れて欲しいとお願いした曲で、これまで以上にたくさんの思いが込み上げてしまい、ほとんど声になりませんでした。
終演後の挨拶が終わりアンコールが終わるとコーラスのメンバー全員が1人ずつ私に一輪のバラを手渡しするサプライズ!この時のことを思い出すと今でも涙が出てくるくらい感動しました。
…実はここから私の記憶がほとんどありません。急いで片付けてホールから出なきゃ!と必死になった結果、私の脳みそがキャパオーバー。人間でも機械やエンジンみたいにオーバーヒートするんだなぁと学んだ瞬間でした。その後の打ち上げ会場で冷静になってみてもなんとなーくのうろ覚えしかなく、今思えばこの日で会うの最後のメンバーもいたのにまともにお別れ言えてなかった!これがこの日最大の後悔となりました。
皆さま本当にありがとうございました。私のヒューストン生活はさくらコーラスのおかげでとても充実したものになりました。ありたきりですが、さよならは言いません!!またいつか会う日まで!!(Satomi Koyama)